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蝶夢

NL至上主義者による非公式二次創作小説サイト。

   

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夢十夜

殺りん、ぬら珱、子リクつら要素を含みます。
タイトルは漱石の同名の小説から。
第一夜のイメージを拝借しています。

 それは破月白々と照る、とある晩の事だった。

 カタン、と煙管を盆に叩いた後、その老人は懐手に煙をゆるく燻らせた。雲と見紛うような紫煙は連綿として、月明かりを遮った。幼い彼はこの爺の前に鎮座して、静かに今夜の物語を待っている。爺の話す物語とは、古の神々や魑魅魍魎の逸話、もしくは爺自身の武勇伝で、いずれも妖と呼ばれる類に因んだものであった。
 その晩も日課と化している爺の話を楽しみに待っていたが、爺はなかなか話し始めない。尤も、この爺、常日頃から何かにつけて勿体ぶる素振りを見せるのが癖であったので、そして幼い彼にとって痛快な武勇伝であればあるほどその傾向が強かったので、辛抱強く待っていた。
 しかし、どうした訳で零れるのか、爺の溜息の回数が紅葉の片手で数えられなくなった時、とうとうその孫は痺れを切らした。
「じいちゃん、きょうのはなしはなぁに。早くはなしてよ」
爺はふうむと鼻を鳴らしたまま、思慮に耽るがごとく煙の行く末を見つめている。
「こんばんは何のはなし? おじいちゃんが大きなようかいをやっつけたとか?」
「…いいや」
爺の返答には、どこか憂いが含まれていた。ここで彼は初めて常とは違うようだと気がついた。
「リクオ、お前にこの話はちと早いかもしれんのう。…しかし、今夜のような晩は、決まってあの出来事を思い出すんじゃ」
そう語り出した爺の顔には、深い皺が刻まれている。好々爺然とした、いつもの愉快な口調ではない、厳しい表情だった。
「…そうじゃな、いつか、お前にもわかる日が来るだろうのう…。



 …あれは、今からずっと昔々、若かりし頃の話じゃ。どれくらい昔かというと、まだ牛鬼さえも百鬼に加わっておらんぐらい、ずーっと昔の話じゃ。
 当時の儂は東国にぬらりひょんありと名が聞こえ出したばかりで、方々を回っては見聞を広め、力試しに戦もし、…まぁ、あの頃は若かったんじゃ、血の気も今より多かった。百鬼を従えられるだけの強さも欲しておった。
 時は乱世、人の怨念蔓延る時代じゃ、屍に悪鬼怨霊、魑魅魍魎は至る処に居って相手に不足はせんかった。
 東国から出でて西国の方に赴くと、向こうでは犬妖怪がその名を轟かせていると知った。儂が東国の総大将ならば、奴は西国の総大将、というわけじゃな。当然、儂は興味を惹かれ、奴に会いに行った。そう、勿論腕試しに戦を挑もうという腹づもりで向かったんじゃ。
 そやつを見つけるのは難しくなかった。なぜなら奴はとある山中に蹲って、ほとんどそこから動かんという話じゃったからな。噂通り、そやつは山中にある、大きな木の根元でじっと目をつぶって蹲っていた。
 はじめそやつを目にした時――なんとも美しい妖怪だと思ったぞ。色んな場所を旅したが、あれほど美しい生き物は、後にも先にも出会わなんだ。銀色の毛並みを持つ化け犬妖怪でな、大きさは巨大な岩ほどもあった。威風堂々たる覇王の貫禄と、圧倒的な妖気、凄まじい畏じゃ。さすがの儂も些か気後れした、これほどと思うておらんかったからな。聞くところに因ると、この大妖、二口の刀を持っていて、一口には死者を蘇らせる力が、もう一口には切った相手をその切り口から爆破させる力があるとのことだった。儂はこの頃、前者の刀に興味はなかった。恐るるべきは後者の刀であると、そう、信じておったんじゃ。
 儂は姿を眩ますことなく、堂々とそやつに近づいた。犬妖怪は鼻が効く。とは言え、儂がぬらりくらりと近づけば、はっきりとした居所まではばれるまい。それでもそうせんかったのは、この大妖が眠っているようだったからじゃ。儂の存在に気づいているだろうのに、ぴくりと耳を動かしただけで、それ以外は何の反応もせんかった。
 ある程度まで近づいた時、儂はその犬妖怪のすぐ側に、もう一匹小さな妖怪がおるのを見つけた。緑色の小さな妖怪は、こっくりこっくり、船を漕いでいたが、儂が近づいたことで目を覚ましたらしい、間抜けた顔が驚きに目を見開き、飛び上がる様はなかなか愉快じゃったわい。
(な、なにやつじゃ! 西国一の大妖、殺生丸様の御前じゃぞ!)
 その小妖怪は、確かそんなふうに言った。変な杖を持っていてな、それを懸命に振り回しているのが滑稽じゃった。
(なぁに、そこの奴さんと一度手合わせ願いたいだけさ)
 儂は悪びれることなく告げた。久々に血肉躍るいい相手を見つけたと感じておったからのう。
(こやつ、なんたる無礼もの! 儂の人頭杖の餌食にしてくれるわ! それーっ…あぁんっ)
 ぽーんと一蹴りすりゃ、小妖怪は奇妙な声を上げて面白いように吹っ飛んでいった。自分の従者が蹴飛ばされたってぇのに犬妖怪はまだ動かん。ま、どーでもよかったのかもしれんが。
 鈍片手に大妖の前へとさらに近づいた。けれどやっぱり片眼を一瞬開けてちらりとこっちを見ただけで、すぐにまた閉じてしまった。ふうむと儂が見くびるような視線を向けても、それは変わらんかったんじゃ。
 その時西の方から白い光が走ってくるのに気がついた。近づくにつれ、よく見るとそれが銀の毛並みの犬妖怪だと知れた。そう、ちょうど儂の目の前に蹲っとる、西の大妖怪を小さくしたようなやつじゃ。
 そやつは儂の前に降り立つと、さっと姿を人型へと転じた。目も眩むばかりに美しい、銀色の髪の男じゃった。ただ、瞳の色は人と変わらん、黒い目をしておったな。
(客人、如何なる用件にて参られた。私が承ろう)
(いや、西国に犬の大妖ありと聞き、わざわざ東国から出てきたのさ。そこのがそうなんじゃろう?)
(如何にも。其は正しく我が父だが、すでに父は余生を穏やかに過ごしている。どうかお引き取りを)
 そう、丁寧な物腰で男は儂と対面した。その男、絹糸のような髪をひとつに束ねておってな、腰に刀を差していた。一目でわかるいい獲物じゃった。強い妖力を感じたのを、未だはっきり覚えておるよ。持ち主のそれよりも強い畏じゃ。その時儂はふと気がついた。目の前の人の形を取った妖怪に、人の血が流れておることを。
(ははぁ。お前さん、人の血が流れておるな)
 男は柔和に微笑んだ。のう、リクオ、お前にはまだわかるまいが、半妖にとって人の血が流れておることを悟られるのは、致命的なことじゃ。どうしても畏の弱まる時があるからな。けれどそやつは平然と笑った。
(然り。我が母は人の子だった)
 今の儂が言うのもおかしな話じゃが、かの大妖、西国を手中に収めた男が、何故人の娘などを娶ったのかと、その時は不思議に思ったもんじゃ。人は弱く、そして儚い。足手まといになることもあろう。他の妖怪たちから弱点と見なされ、つけ込まれることもあろう。不利益しかないはず。と、信じておったんじゃ。…そう、本当におかしなもんじゃろう? 人生とはまっこと不思議なものじゃ、どう転ぶかなんぞ誰にもわからん。儂も若かった、まぁ、そういうことじゃな。
(父の刀、爆砕牙を目当てに参られたのであろう? そのような輩は、其方が初めてではない)
(なら話は早ぇじゃねーか。鈍刀ばかりで困っておった。なんなら、お前さんの獲物でも良さそうじゃ)
 にやりと儂が唇を歪めても、男の表情は依然として変わらん。
(遠路遙々来て頂いて誠に申し訳ないが、我が刀も父のものも其方に扱うことは出来ぬ。この刀、我が父の牙なれば、この身に荒ぶる物の怪の血を鎮め我を守り、純粋なる妖怪の其方には、触れることすらままならぬ。父の刀もまた牙なれば、何者にも従うまい)
 男はくすりと笑って言った。その様がどうにも気品ある風でな、嘘をついているようにも見えず、儂は肩を竦めるしかない。要は刀も奴の畏の一種ということだったんじゃろう。じゃがそれで、はいそうですかと大人しく帰る儂じゃない。
(しかしなぁ、こちとら山越え川越え海を越え、漸く苦労して此処まで来た。それをあっさりお帰り下せえってのは、どうにも納得できねぇなぁ。いっちょ手合わせぐらい、してくれたっていいじゃろう? 東の大将と西の大将、一体どちらが強ぇのか)
(困った御方だ)
 男の、目尻を下げて本当に困ったように微笑する様が、なんとも愛嬌があってな、父親はどうにも朴念仁っぽいから、こりゃ母親から受け継いだ血に違いあるまいよ、余程愛らしい女だったんじゃろうなぁ、なーんてこっそり分析しとったんじゃ。おう、そうとも、子どもっちゅーんはそれなりにどっちにも似るもんじゃわい。リクオ、お前のその悪戯小僧っぷりもちゃーんと鯉伴から受け継いだようじゃのぅ。まぁ守り役があの雪麗を母に持ったとは思えんくらいおっとりした雪女じゃから、まだ幾分か大人しめではあるがな。
(どうしても、と仰るのなら致し方ない。が、この地で、というのは止していただきたい)
 物腰は柔らかいが、奴もそれなりに腕に自信があるようじゃったな。西国までの道すがら聞いた話に因ると、東国の大将の異母弟、そいつが持つ刀は一振りで百の妖怪を薙ぎ払うらしいが、その息子は一振りで千の妖怪を薙ぎ払う刀を持つと。うぅん、犬の大妖には子どもが二人おったらしくてなぁ、一人は儂が会った息子、もう一人は花のように麗しい娘だったそうじゃが、残念ながら顔を見そびれたのう。尤も可愛らしい外見とは裏腹に、父親に似たのか無口な娘御だったらしい。滅多に笑わんが、一度笑うとそれはそれは花が咲いたように愛らしく、母親によぉく似ておったんだとか。
で、息子の方、此処じゃ戦えんと言う若頭に、儂はその理由を当然問うた。
(何故?)
 すると若頭、すうっと目を細めて見せた。吹き抜ける風に揺られ、銀糸の髪が夢か幻か如き光を放っておった。
(此処は、我が母が、…即ち父の愛した女が、眠っておらるる地だ)
 さぁっと吹き抜ける風に煽られて、群れて咲く花の蜜が匂う、夜の中を色とりどりの花弁が舞う。純朴で穏やかな光景が、目にも鮮やかに焼きついた。
(…せっしょうまるさまー!)
 風に交じって女童の高い声が聞こえる。鈴の鳴るような、というに相応しい、澄んだ声じゃった。はしゃぐような、喜びを抑えきれんといった声じゃった。その声はさらに語った。やや、調子を落とした静かな声で、問いかけるんじゃ。
(いつか、りんが死んでも、)
 その時儂は確かに見た、舞い踊る花弁の中を駆ける、一人の女童を確かに見た。橙の着物を身に纏った後姿の女童は、駆け抜け行くその瞬く間に、背が伸び手足もすらりとし、美しい女に変わった。と、足を急に止め、女は振り返った。そして、どこか寂しげに笑うたんじゃ。
(りんのこと、忘れないでいてくれる?)
 辺りに獣の咆哮が轟いた。獣は月に向かって吼えておった。片割れの月じゃ。反響する咆哮に破られ、儚い幻影の女はすうっと消えてしまった。咆哮の主は、あの大妖じゃ。西の総大将、戦国一の犬妖怪、生死までもを操ることができる、最も神に近しい存在、そう恐れられた、あの大妖がじゃ。周囲に木霊する咆哮は、慟哭じゃった。愛しい女を失い、独り取り遺された、憐れな男の慟哭じゃ。
 のう、リクオ、真の強さとは何じゃろうなぁ。最強と呼ばれし妖怪の、孤高と思われた男の末路が、あれじゃった。ただ一つの儚い命に執着し、あっという間に失われてしもうた。二度とはかえらん。命とは、そういうもんじゃ。



 儂が見た女の幻影が何だったのか…そうじゃな、しいて言うなら『念』じゃろうか。ふーむ、想いっちゅーたら分かりやすいか? なんの、想いは侮れんぞ。生かすも殺すも誰かの想いじゃ。自分の、相手の想いじゃ。
 男の想いの強さが女の幻影を留めておるのか、生きた女の記憶が未だ地を駆け巡っておるのか、それは儂にもわからん。いづれにせよ、あの場所は、確かに尊ぶべき場所じゃった。儚く、美しく、哀しく、そして眩しい場所じゃった。大妖は何があってもあの場から離れんじゃろう。あの場を守るためなら、己の命すら顧みんじゃろう。それを、あの息子や小妖怪が寄り添うて伴に守っておったんじゃな。目に見える何かではない。見えぬモンを守っとるっちゅーのが、最も肝心なところなんじゃ。目に見えぬモンを守るのは、深―い心がないとできんからのぉ…。ま、リクオにはちぃと早すぎたか。
 ふむ、酷い女じゃと? 大妖が憐れじゃと? そうじゃな、そういう見方もあろう。露命に思いの丈を注いで、愚かだとする声もあろう。浅ましい、執着の成れの果てと、脱俗の者は罵るやも知れん。
 しかし、珱姫と出会い、夫婦の縁を結んだ今の儂には、あの頃よりもわかるような気がするんじゃよ。いつか掌中から砂を取り零すように失われてゆく宿命を知りながら、恋焦がれてしまう熱を、永久の温もりを、体が覚えてしまったんじゃ。そして、それらを与えてくれたものに出逢えたことは、そういうものを愛せたことは、愛された自分というのは、やはり幸福であると思うんじゃ。他人から見たらどうであれ。
 あぁ、すまん、混乱させたかい。儂のことは心配せんでいい、大丈夫じゃ。そう、もうひとつ、大事なことが抜けておったな。
 あの幻影の女は、立派に勤めを果たしおったよ。それも、珱姫を得たから言えることじゃ。ちゃあんと、寄り添うて、愛し愛される存在を育み残していったんじゃよ。まだわからんか? 儂にとっての“それ”は今目の前に座っておるんじゃが」

 カタン、と煙管を盆に叩いて、大妖は柔らかな眼差しで孫を見た。くつくつと笑う姿はまさしくぬらりひょん、妖艶として掴みどころがない。
「さぁ、今夜の話はこれで終いじゃ。もうおやすみ、良い子は寝る時間じゃぞい。雪女が待っておる」
「ボク、良い子じゃないもん、妖怪ぬらりひょんの孫だもん」
「ふむぅ、それもそうじゃ。なら雪女は他のモンと寝てもらおうかい」
「ダメだよ! だってつららはボクの下僕だもん!」
 青雲は北風に乗り、弓張を離れる。かつて何処に落ちた星の破片の、尾を引きつ流れゆくが見えた。日は昇り、沈み、また昇り、東から西へ、西から東へ、飽くことなく繰り返される。
「リクオ、」
 目を擦り、立ち上がった彼を爺は呼び止めた。ぬらりひょんは月を眺めている。何一つ見落とさぬように、眼に焼き付けるように、只管に月を眺めている。
「これだけは忘れるな。儂らの畏は誰かが居てこそ発揮される。鯉伴がそうであるように、人の血を引くお前は猶の事じゃ。お前の真の畏は、お前一人のモンじゃあないっちゅうことを」
 彼は、きょとりと首を傾げた。総大将とは頂点に立つ者のことである。その畏が強力であればあるほど、周囲の手など不要になるのではないか。一人前と呼ばれるのではないか?
「ねぇ、雪女。雪女も、いつか死んじゃう?」
 布団に潜り込んだ幼い主は、上からとんとんとあやす年若い下僕にそう訊ねた。彼が最も気がかりだったのはこのことだった。大きな瞳をくるりと燐かせ、彼女は噛んで含むように言葉を選ぶ。このようなやり取りが、彼の養育に最も重要なのだった。
「そうですねぇ、何十、何百年先のことか、はたまた朝(あした)のことかわかりませんけれど、いつかは私も雪へとかえり、水へと戻り、大気となって、再びリクオ様のお側に侍るんでしょうねぇ」
「ねぇ、それってどういうこと、死んだらいなくなっちゃうんじゃないの。つららは死なないの? いなくなったりしないの?」
「ふふ、リクオ様、死と離別は必ずしも同義ではありませんよ」
 とん、とん、とん、ゆるやかに摩る手は眠りを誘っていた。今夜の爺の話は、なんだかよくわからない。下僕の言うことも釈然としない。彼はただこのお気に入りの下僕がどこにも行かぬという確約が欲しかったのだ。
「じいちゃんが、命は儚いって言ってたんだ。ねぇつらら、ボクが一人前になって、つららを守るから、ずっと、そばにいてよ、どこにも、行かない、でよ…」
 夢に落ちる寸前、彼女のふふりと笑う声を、微かに聞いた。
――えぇ、リクオ様、つららの心はいつでもリクオ様のお側に。未来永劫、決してリクオ様をお一人には致しません。
 幼い彼は、未だ恋を知らぬ。失う恐ろしさも知らぬ。畏がどのようなものかも知らぬ。今夜の言葉を理解するのは、まだまだ先の事であった。


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プロフィール

HN:
黒蜜
性別:
女性
自己紹介:
社会人。
亀更新、凝り性で飽き性。
NL偏愛。
葛藤のあるCPだと殊更ハマる。
王道CPに滅法弱い。それしか見えない。

取り扱いCP:リクつら・名柊(夏目)・ネウヤコ(弥子総受け)・通行止め・イチルキ・ギルエリ・鷹冬(俺様)・殺りん・男鹿ヒル・銀妙・ルナミetc
その時々に書きたいものを、書きたいペースで。

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