蝶夢
NL至上主義者による非公式二次創作小説サイト。
[PR]
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
純情×エロテロリスト+海=ビキニ
原作の隙間を勝手に補充。
海に行く鷹冬。
真冬さんの水着は、鷹臣くんが選んだに間違いないと思う。絶対に。
だってまさかそんな、ビキニしかなかったはずがあるまい、
真冬さんならもっと露出の少ないタンキニとか選ぶに違いない。
あと真冬さんが意外に胸あったので、鷹臣くんもそう思ったに違いない。
海に行く鷹冬。
真冬さんの水着は、鷹臣くんが選んだに間違いないと思う。絶対に。
だってまさかそんな、ビキニしかなかったはずがあるまい、
真冬さんならもっと露出の少ないタンキニとか選ぶに違いない。
あと真冬さんが意外に胸あったので、鷹臣くんもそう思ったに違いない。
「だから嫌だってば!」
「いいから試着してみろって」
ニヤニヤニヤニヤ、ああその顔ムカつくなぁ。てゆうか人が嫌がってんのに、嬉しそうで怖いほんと恐い、近づかないでマジで。
「どのみち試着しねーと買えねぇだろうが」
「でもこれは嫌なんだって! いらない!!」
恥ずかしいし絶対こんなの着ないって、嫌がれば嫌がる程喜ぶのが鷹臣くんだとわかってるんだけど、それでも嫌だ。だって何かエッチだし、いやらしいよ!?
がしりと鷹臣くんが肩を掴んで、ますます笑みを深めた。
「試着してこいって、な? ヒモビキニ」
鷹臣くんに(半ば強引に)連れられて、隣の県の海に来た。どこに行くのか教えてくれなかったし、海に入るなんて思ってなかったから、当然水着なんて持ってきてるはずもなく。知ってたとしても、そもそも水着なんか持ってない。
だから「水着買いに行こうぜ。なっ」って言われて、「別に買ってやっても…」っていう言葉自体は、一人暮らしにありがたいんだけどさ…。
「ほ、ほんとに着るの? これ…」
つーか水着って試着していいんか? いや、店員さんにいいって言われたけど。試着室でヒモビキニ片手に固まる私、敵は手強い。しかし外で待つ鷹臣くんはもっと手強い。あのエロ魔王。くたばれ。
「上はともかく…」
でもほとんど下着みたいじゃないのさ恥ずかしい。何よりさっきのマネキンみたいにしゅるりとほどけたら、っていう恐怖がある。よくこんなん着れるよな。
「…下、」
下着の上からお願いしますって言ったって、ヒモビキニじゃ下着見えるって!
「まだか?」
「まっ、まだ!!」
まだどころか脱いですらない。でも待ちかねて無理矢理試着室開けられても困るよな…鷹臣くんならやりかねない。
あぁ、とか、うぅ、とか呻いてると、外からドンドン叩かれた。ヒィッ、怖ぇえ!!
「わかった、開けるから!」
とりあえず上だけ着けた。肩の辺りが何か心配。下はどうしても履けなかった。無理すぎる。まだ鷹臣くんを殴った隙に逃げ出す方がマシだよ。
ガチャリと鍵を開ける。鷹臣くんがおっ、と言うのが聞こえた。恥ずかしすぎて顔が合わせられん。殴る準備しとくか。
「お前、下は? 何で着ねぇんだよ。お前の見所は脚と尻だろ」
「着られるわけねぇだろーが!!」
怒鳴って睨み付けたら、ふぅん、なんて楽しそうに呟くから、ぱっと視線を逸らした。
「も、もういいじゃん! こんなの着ないんだし」
「あぁ、いいぜ」
顎に手をやりながら、ニヤニヤ笑われた。ちくしょうダメだ敵わない! なんだこれすっげー恥ずかしい。
「じゃあ次、Tバッ、」
「絶対イヤだ!!」
思ったよりあるな、っていう訳のわからん(いや何となく意味がわかって嫌だ)言葉を呟かれて、しかもその表情が簡単に想像できて居たたまれない。
「も、もうちょい布多めでお願いします…」
「なんだよ、根性ねーな」
「そだね…」
あぁもう何でもいいやこの羞恥プレイには勝てない…!
次に鷹臣くんが持ってきた水着はヒモビキニとかTバックよりも布が多い、普通のビキニで、先にドきついのを体験したせいもあってか、すんなりとそれにすることにした。でも、海行く前に水着買うだけで何か疲れたよ…。
この後、水着以上に大波乱が待っていることを、私はまだ知らない。
PR
COMMENT